住所だけでマイソク地図を無料自動作成【ゼンリン不要】

住所(またはGoogleマップの座標)を入れるだけで、マイソク用の「広域図・拡大図・アクセス図」の3枚を自動生成します。有料のゼンリン地図を使わず、国土地理院+OpenStreetMap+OpenRouteServiceで作成。最寄り駅の徒歩分も自動計算、出典を明示すれば印刷にも使えます(ORSの無料枠の商用利用条件は要確認)。使い方はかんたん——AIエージェント「Claude Code」に住所を伝えるだけ。Claudeの課金がなくても、ブラウザで動く無料のGoogle Colab版も用意しています。

ひとことで言うと、「住所を入れるだけで、マイソクの地図(広域図・拡大図・アクセス図)を自動作成する」ツールです。 有料のゼンリン地図を使わず、公的データ(国土地理院)とオープンデータ(OpenStreetMap)で作ります。プログラミングの知識は不要——おすすめは、AIエージェント「Claude Code」にコードと住所を渡して「作って」と頼むだけ。環境の準備から地図の書き出しまでAIが代わりにやってくれます。Claudeの課金がない場合は、ブラウザで動く無料のGoogle Colab版でも同じことができます。

コード全文は無料でダウンロードできます

Claude Code に渡して動かすスクリプトは、記事後半の「コード全文(無料ダウンロード)」にあります。すぐ試したい方は、下のリンクから飛んでください。

1. これでできること

住所(または座標)を入れて実行すると、マイソクの地図欄に使える地図3枚(広域図・拡大図・アクセス図=アクセスマップ)が自動でダウンロードされます(掲載前に位置と徒歩分はご確認ください)。最寄り駅の徒歩分(80m/分換算)も自動計算。スケールバー・方位記号・出典表記つきです。

① 広域図:エリア全体での位置(物件+最寄り駅・スケール・方位/サンプル)

② 拡大図:物件周辺の詳細地図(マーカー/建物データがあれば赤塗り・サンプル)

③ アクセス図(アクセスマップ):駅→物件の“道なり徒歩ルート”+徒歩分(サンプル)

3点セットを自動

広域図・拡大図・アクセス図を、住所1つでまとめて生成。マイソクの地図欄がすぐ埋まります。

徒歩分も自動計算

最寄り駅までの道なり距離から、徒歩分(80m/分)を自動算出。複数駅にも対応。

無料・印刷もOK

国土地理院+OSM+ORSの無料データで作成。出典を明示すればマイソクやチラシにも掲載できます(利用条件は下記のライセンス参照)。

2. なぜ無料? 使ってよい範囲(ライセンス)

このツールは、無料で公開されている地図データだけを使います。ゼンリンの住宅地図(有料)は使いません。使うデータと、印刷・掲載してよいかは次のとおりです。

使うデータ(無料)掲載・印刷の条件
国土地理院(地図タイル)出典「国土地理院」を明示すれば利用可(加工した場合は加工した旨も併記)
OpenStreetMap(建物・駅)「© OpenStreetMap contributors」の帰属表示で商用・印刷OK
OpenRouteService(徒歩ルート)無料枠内で利用(各自の無料APIキー)。帰属表示を添える。商用印刷での利用可否は最新の利用規約を要確認

ゼンリン住宅地図との違い

ゼンリンの住宅地図(居住者名・建物名入り)は有料の独自データで、無料では代替できません。本ツールの拡大図は「位置がわかる詳細地図」で、居住者名は入りません。位置特定・アクセス案内には十分ですが、ゼンリンの完全な置き換えではない点はご了承ください。

3. 準備

1. OpenRouteService の無料APIキーを取得する

徒歩ルートの計算に使います。無料で取得できます。

2. Claude Code を使える状態にする

Anthropic公式のAIエージェント。住所を伝えるだけで、環境の準備から地図の書き出しまで自動でこなします。

4. 使い方(Claude Codeに住所を渡すだけ)

Claudeの有料プランがない方へ

この章は Claude Code を使う手順です。Claudeの課金がない方は読み飛ばして、無料のColab版で作る手順はこちら ↓。貼って実行するだけで、やることは同じです。

1. コードを渡して、住所を伝える

この後の「コード全文(無料ダウンロード)」をダウンロードし、Claude Code に渡して住所を伝えるだけです。

2. 3枚の地図が書き出される

Claude Code が環境を整えて実行し、広域図・拡大図・アクセス図の3枚を書き出します。最寄り駅の徒歩分も教えてくれます。

座標(緯度・経度)の取り方(Googleマップ)

PC:地図で物件を右クリック → 一番上の「緯度, 経度」をクリックでコピー。スマホ:物件を長押し → 表示される緯度・経度をコピー。コピーした「35.6896, 139.6917」の形式のまま `座標` に貼ればOKです。建物の“真ん中”を指すと、拡大図の赤塗りも当たりやすくなります。

5. コード全文(無料ダウンロード)

下のボタンからコード全文(テキスト)をダウンロードできます。Claude Code に渡して使います(Claude課金がない方は 記事末のColab版 へ)。

6. 精度と注意

7. Claude課金がない方へ:Google Colabで動かす

Claudeの有料プランがなくても、ブラウザで動く無料の Google Colab で同じ地図を作れます(インストール不要・Googleアカウントのみ)。使うコードは、上でダウンロードした「コード全文」と同じです。

1. Colab を開いてコードを貼る

ブラウザで動くGoogleの無料サービスです。

2. 設定を書き換えて実行

コード冒頭の「設定」だけ書き換えて実行します。

8. よくある質問

Q. 本当に無料ですか?

A. 地図データ(国土地理院・OpenStreetMap・OpenRouteServiceの無料枠)は無料で、ゼンリン等の有料契約も不要です。Colab版ならClaude課金もなしで完全無料。手軽なClaude Codeで作る場合は、Claudeの有料プランが必要です。

Q. ゼンリンの住宅地図の代わりになりますか?

A. 位置・道順の案内には十分ですが、居住者名・建物名入りの住宅地図はゼンリンの有料データなので、その点は代替できません。「無料で位置と徒歩ルートを示す地図」とお考えください。

Q. 位置が少しズレます。直せますか?

A. 住所は街区レベル精度のため多少ズレます。Googleマップで物件を右クリック(スマホは長押し)して座標をコピーし、`座標` に貼ると正確になります。

Q. プログラミングは必要ですか?

A. 不要です。Claude Codeなら住所を伝えるだけ、Colabならコードを貼って設定(キーと住所)を書き換え、実行ボタンを押すだけです。

9. まとめ

10. あわせて読みたい

自社業務へのAI活用をご検討の方へ マイソク作成の効率化から、AIエージェントを使った業務効率化の設計・導入・社内定着までを支援しています。まずは無料のAI成熟度診断、または個別相談からお気軽にどうぞ。

この記事を書いた人

藤田 遼(株式会社WIG 代表/宅地建物取引士)
不動産業界での実務経験をもとに、現場でそのまま使える生成AIの活用法を研究・発信。「今日からコピペで使える」を合言葉に、不動産特化のAIノウハウを届けています。