他社から受け取ったマイソク(物件概要書・販売図面)を顧客へ配るたびに発生する「帯(社名・連絡先・免許番号のバンド)を自社のものに貼り替える」手作業を、AI(Claude)に任せて一発で終わらせる無料スキルです。マイソク上で差し替えたい帯をマウスで囲むだけ。専門ソフトの導入もコマンド入力も不要で、非エンジニアの方がそのまま使えます。
ひとことで言うと、「マイソクの帯を、自社の帯に貼り替える作業」をAI(Claude)に任せられる無料スキルです。 画面に出たマイソクの上で、差し替えたい帯をマウスでドラッグして囲むだけ。あとはAIが、元の帯を隠して自社の帯をぴったり配置し、新しいファイルを書き出します。PDFはもちろん、JPG・PNGの画像マイソクにも対応(PDFはPDF、画像は同じ画像形式で書き出し)。帯以外の写真や物件情報はそのまま、画質も劣化しません。
不動産の現場では、他社が作ったマイソクを受け取り、自社の帯(会社名・電話番号・宅地建物取引業免許番号・取引態様などが入った帯状のバンド)に貼り替えてからお客様へ配ります。この「帯の貼り替え」は毎回発生する地味な手間で、画像編集ソフトで位置を合わせて…と数分かかりがちです。このスキルは、差し替えたい場所をあなたが選ぶだけで、その作業を数秒で終わらせます。
マイソク上で帯をマウスで囲むだけ。資料ごとに帯の位置(上・下・横)が違っても、囲んだ場所に正確に差し替えます。AIが勝手に判断することはありません。
マイソクを何枚かまとめて渡し、それぞれの帯を囲めば、全部まとめて自社帯に差し替えたファイルを書き出します。同じ位置の束は「全ファイルに同じ範囲を適用」で一発。
PDFのマイソクはもちろん、JPG・PNGの画像マイソクにも対応。入力がPDFならPDF、画像なら同じ画像形式(JPG→JPG/PNG→PNG)で書き出します。
このスキルは無料で公開しています。利用に追加のソフト購入は不要です(Claude のプランと、後述の「コード実行」設定があれば動きます)。
| 必要なもの | 内容(やさしい説明) |
|---|---|
| Claude デスクトップアプリ | パソコンで動くAIアプリ。claude.com/download から入手します。ブラウザ版(Claude.ai)でも使えます。 |
| コード実行(code execution) | AIがPDFや画像を加工するために使う機能。設定でオンにします(手順は次章)。 |
| 自社の帯画像 | 差し替え後に入れたい自社の帯を、PNG または JPG(横長のバンド画像)で1つ用意します。一度作れば使い回せます。 |
| マイソク(PDF / 画像) | 帯を差し替えたい物件概要書。PDFでもJPG・PNG画像でもOK。複数枚まとめてもOKです。 |
Python などの専門ソフトを自分でインストールする必要はありません。必要な部品は、最初に使うときにAIが自動で準備します。あなたが行うのは「ファイルを添付」「マウスで囲む」「コピー&貼り付け」「ダウンロード」だけです。
このスキルはPDFを加工するため、Claudeの「コード実行」をオンにしておきます。個人プラン(Free / Pro / Max)の場合、「設定(Settings)」→「Capabilities(機能)」 を開き、「Code execution and file creation(コード実行とファイル作成)」をオンにします。
組織アカウントの場合は、管理者が「Organization settings(組織設定)→ Skills」でコード実行を有効化します。設定項目が見当たらないときは、社内の管理者にご依頼ください。
下のボタンから、スキル一式(`maisoku-obi-swap.zip`)を入手します。
| 配布ファイル | 入手 |
|---|---|
| マイソク帯差し替えスキル(ZIP) | 無料でダウンロード |
Claude デスクトップアプリで、次の操作を行います。
チャットに、差し替えたいマイソクPDFと自社の帯画像を添付し、次のように頼みます。複数枚を一度に添付してもかまいません。
例: このマイソクの帯を、添付の自社帯に差し替えてPDFにして
Claude が「選択ツール(picker.html)」を返します。これを開いて、差し替えたい帯をマウスで囲みます。
囲めたら、次のどちらかでClaudeに渡します(やりやすい方でOK)。
Claude が元の帯を隠して自社帯を配置し、差し替え済みファイル(PDFはPDF、画像は同じ画像形式)を返します。ダウンロードして完了です。
このスキルは、AIが帯の位置を勝手に判断して差し替えることはしません。範囲は picker でのドラッグ選択が基本です。「だいたい下の帯でいい」という場合でも、Claude は赤枠のプレビューを出して確認してから差し替えます。
| 症状 | 対処 |
|---|---|
| 選択ツールが開かない | 返ってきた `picker.html` をダウンロードし、ダブルクリック(または右クリック →「プログラムから開く」→ ブラウザ)で開きます。 |
| 貼り付けがうまくいかない | 「ファイル保存」で `regions.json` を保存し、チャットに添付してください。 |
| クラウド保存のPDFが読めない | OneDrive/Dropbox の「オンラインのみ」状態のことがあります。右クリックで「このデバイス上に常に保持」してから添付するか、パソコンにコピーしてから渡してください。 |
| スキルが反応しない | 「コード実行」がオンか、スキルのトグルがオンかをご確認ください(ステップ1・2)。 |
| 用語 | やさしい意味 |
|---|---|
| スキル(Skill) | Claudeに特定の作業手順と道具を追加する仕組み。ZIPを登録するだけで使えます。 |
| 帯(おび) | マイソク下部などにある、会社名・連絡先・免許番号が入ったバンド状の表示。 |
| マイソク | 物件概要書・販売図面のこと。 |
| コード実行 | AIがPDF加工などの処理を行うための機能。設定でオンにします。 |
| picker / regions.json | 帯の範囲を選ぶ画面(picker)と、その選んだ位置を記録した小さなデータ(regions.json)。 |
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藤田 遼(株式会社WIG 代表/宅地建物取引士)
不動産業界での実務経験をもとに、現場でそのまま使える生成AIの活用法を研究・発信。「今日からコピペで使える」を合言葉に、不動産特化のAIノウハウを届けています。