営業日報・週報をAIで自動作成【不動産営業向け】

その日のメモや音声メモ、カレンダーの予定をAIに読ませれば、不動産営業の日報の下書きが数分で仕上がります。外回りのあとにまとめて書く日報は、まとまった時間の負担になりがち。訪問・内見・追客・反響まで盛り込んだ「型」をAIに渡し、人は確認と次アクションの判断に集中できます。本記事では、ツール導入なし・無料で使える「日報」「週報」2つの配布プロンプト(テンプレート)を用意しました。書いてある事実だけを使い、受注の見込みは“感触”として断定しない、最後は人が確認する——という安全な設計です。

この記事について(対象と前提)

不動産営業の日報・週報づくりを軽くしたい方向けです。AIが出すのは下書きで、数字や約束事項は必ず人がメモと突き合わせて確認してください。SUUMO・レインズ等の規約や社内の情報管理ルールに沿って、顧客・物件の情報の扱いに配慮します。

ポイントは、訪問・内見・追客・反響という不動産営業ならではの「型」をAIに渡すこと。移動中の箇条書きや音声メモも、この型に沿って日報へ整います。1週間ぶんの日報がたまれば、同じ要領で週報にまとめ、追客もれや受注確度の把握まで一気通貫にできます。

プロンプト(無料)はダウンロードして使えます

ChatGPT・Claude にそのまま貼れる「日報」「週報」2つの配布プロンプト(テンプレート)です。すぐ試したい方は、下のリンクから「プロンプトを使う」へ。

プロンプトを今すぐ使う

1. なぜ営業日報はこんなに重いのか

営業日報が重いのは、書く側の負担と、読む側(上司・チーム)が欲しい情報にズレがあるからです。不動産営業は内見の立ち会い・追客の電話・反響対応・現地調査と1日の接点が多く、夜にまとめて書こうとすると記憶があいまいになり時間もかかる。結果、「行った・見た」だけの形骸化した記録になりがちです。一方で上司は「どの反響が温かいか」「追客もれはないか」を知りたい——この差を、型を決めたAIで埋めます。

2. AIで営業日報を自動作成する3ステップ

生成AIは「バラバラのメモを、決めた型に整理する」のが得意です。移動中に残した箇条書き、スマホの音声メモを文字起こししたもの、Googleカレンダーの予定——こうした素材をAIに渡せば、日報の一次ドラフトが数分で出ます。ゼロから書き起こす手間が減り、清書にかけていた時間を大きく圧縮できます。人がやるのは、事実の確認と「次に何をするか」の判断だけです。

1. その日の素材を用意する

箇条書きメモ・音声メモの文字起こし・カレンダーの予定コピー、どれでもOK。時刻と「誰と・何を・どうなった」が分かれば十分です。

2. 配布プロンプトを貼って実行

ダウンロードした.txtファイルを開き、「■【日報プロンプト】」から次の「■」の手前まで(=日報プロンプトの部分)をコピー。その日の素材と一緒に貼って送信します。週報プロンプトとは混ぜず、日報を作るときは日報の範囲だけを使います。

3. 事実を確認して提出/週報へ

日時・金額・約束事項をメモと突き合わせて確認し、日報として提出。1週間ぶんたまったら「週報プロンプト」でまとめます。

日報に入れる項目不動産営業ならではのポイント
今日のサマリ(件数)訪問・内見・追客・新規反響・契約の数(+反響元の内訳)
活動明細時刻/相手/物件種別・物件/内容/結果(金額・約束事項は内容欄に)
反響・追客状況反響元と内訳(SUUMO・アットホーム・自社HP等)・追客の“感触”・次アクションと期限
所感・課題うまくいった点/詰まっている点
明日の予定・要フォロー連絡もれ防止のリマインド

3. 営業日報AIプロンプトを配布(コピーして貼るだけ)

「日報」「週報」2つのプロンプトを1つのファイルにまとめています。日報を作るときは「■【日報プロンプト】」の範囲だけをコピーし、その日のメモと一緒に貼り付けてください(週報は1週間ぶんの日報を用意して「■【週報プロンプト】」を使います)。特別なアプリや設定は不要です。

不動産営業 日報・週報AIプロンプト(冒頭のちょい見せ)

# 不動産営業 日報・週報AIプロンプト(コピペ用/コンプラ配慮)
# 使い方:その日の活動メモ(箇条書き・音声の文字起こし・カレンダー)を貼り、この全文と一緒に送信。

■【日報プロンプト】その日のメモ → 営業日報
あなたは不動産営業の日報作成アシスタントです。
下に貼る「その日の活動メモ」を読み取り、不動産営業の日報として整えてください。
メモに書かれた事実だけを使い、書いていない数字・約束・結果を創作しないでください。

▼出力フォーマット
1.【今日のサマリ】訪問/内見/追客/新規反響/契約 の件数(+反響元の内訳)
2.【活動明細】時刻|相手|物件種別・物件|内容|結果
…(以下、反響・追客状況/所感/明日の予定、コンプラルール、そして【週報プロンプト】がつづきます)

プロンプト全文を無料でダウンロード

テキストファイル(.txt)。日報+週報の2本入り。ChatGPT・Claude どちらでも使えます。

配布プロンプトを使わず、その場でサッと頼みたいときは、次のように指示するだけでもある程度は整います(項目を毎回そろえたいなら、上の配布プロンプトの方が確実です)。

頼み方の例: この活動メモから不動産営業の日報を作って。反響元と追客の感触、明日の要フォローを分けて。顧客名は「A様」で、物件の特定情報は伏せて。最後に要確認の一文を付けて。

出力サンプル(架空の例): 【今日のサマリ】内見1・反響対応2・追客TEL3・現地調査1/反響元内訳:SUUMO1・自社HP1
【活動明細】
・10:00 A様|中古マンション(◯◯エリア3LDK)|現地内見|好感触だが価格ネック、金曜に再提案
・13:30 B様|新築戸建(SUUMO反響)|条件ヒアリング|来週内見を打診→調整中
・15:00 C様|賃貸アパート|追客TEL|不在→夜に再架電予定
【反響・追客状況】新規1(SUUMO/B様・新築戸建)。自社HP経由1。A様は感触“高”、価格の握りが鍵。
【明日の要フォロー】A様へ再提案資料/C様へ再架電(19時目安)
▼要確認:日時・金額・約束事項をメモと突き合わせる

4. 週報で追客もれ・受注確度を可視化するには?

同梱の「週報プロンプト」に1週間ぶんの日報を貼ると、件数の集計だけでなく、動きが止まっている案件・フォロー期限が切れた案件(=追客もれ)を洗い出せます。受注の“感触”が高い案件と、決めるために必要な次アクションも整理されるので、上司への報告やチームの案件レビューがぐっと軽くなります。

週報の出力サンプル(架空の例): 【今週の件数】訪問8・内見5・新規反響6・追客対応14・契約1
【反響元の内訳】SUUMO3・アットホーム2・自社HP1
【物件種別の内訳】中古マンション3・新築戸建2・賃貸1
【進捗ハイライト】A様(中古マンション3LDK)→内見済で価格交渉入り/D様→媒介取得(新築戸建)
【停滞・追客もれ】E様(先週内見)5日連絡なし→要フォロー/F様の再提案が期限超過
【受注確度“高”】A様(価格の握りが鍵)/G様(申込書の返送待ち)
【来週の重点】A様のクロージング/停滞2件の再接触
【上司への3行要約】今週は内見5・申込1、反響はSUUMO中心。A様とG様の確度が高い。E・F様の追客もれを来週回収予定。
▼要確認:件数と期限を各日報で検算

5. AIを使うとき、何に気をつければいい?(コンプラ)

6. よくある質問

Q. 無料で使えますか? 専用ツールの登録は必要ですか?

A. 無料で使えます。ChatGPT・Claude の無料プランにこのプロンプトを貼るだけで、専用ツールの導入や登録は不要です。より安定して使いたい・機微情報を扱う場合は、学習をオフにできる有料/法人プランの利用が安心です。

Q. ChatGPTとClaude、どちらを使えばいいですか?

A. どちらでも動きます。長文のメモや音声文字起こしをまとめて読ませるなら文章整形が得意なClaude、画像やスクショも混ぜたいならChatGPT、といった使い分けでOK。まずは普段使っている方で試してください。

Q. 手書きメモや音声メモからでも作れますか?

A. 作れます。箇条書きメモはそのまま、音声メモは文字起こし(Notta や各AIの機能)でテキストにして貼れば、日報の型に整います。ただし読み取り誤りが起こりうるので、日時・金額は必ず確認してください。

Q. Googleカレンダーの予定を使えますか?

A. 使えます。予定(時刻・相手・場所)を貼れば、活動明細の骨子になります。カレンダーに無い「結果・所感」はメモで補ってください。

Q. 日報の項目は自社のフォーマットに合わせられますか?

A. できます。プロンプト内の「出力フォーマット」を、自社の日報項目に書き換えてください。反響元・追客ステータスなど、必要な項目を足すだけで反映されます。

Q. 顧客名や物件情報を入れても大丈夫ですか?

A. 必要に応じて伏せてください(「A様」「◯◯エリアの物件」等)。日報は社内文書ですが、会社のAI利用・情報管理ルールに従い、機微情報の入力は最小限にするのが安全です。

Q. 受注確度もAIに判断させていい?

A. 参考程度に。プロンプトは「確実」等の断定を避け“感触(高/中/低)”で書く設計です。最終的な確度の判断と次アクションは、必ず担当者・マネージャーが行ってください。

7. まとめ

8. あわせて読みたい

営業の記録・報告をAIで軽くしたい方へ 日報・週報から販売活動報告、追客まで、コンプラに配慮したAI活用の設計・導入・社内定着を支援しています。まずは無料のAI成熟度診断、または個別相談からお気軽にどうぞ。

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この記事を書いた人

藤田 遼(株式会社WIG 代表/宅地建物取引士)
不動産業界での実務経験をもとに、現場でそのまま使える生成AIの活用法を研究・発信。「今日からコピペで使える」を合言葉に、不動産特化のAIノウハウを届けています。