追客メールをGmailの下書きへ自動作成【Claude】

一括査定の反響が入ったら、その場でサンクスメールと追客メール(計4通)をAIがGmailの下書きに用意します。プロンプトを渡すだけ、送信は人が最終確認する“半自動”です。ダウンロードしてすぐ使えるプロンプト全文を公開します。

本記事の例について

本記事では、わかりやすさのため「売却の一括査定」の反響を例に解説します。考え方とプロンプトは、賃貸や購入など他の反響対応にも応用できます(プロンプト末尾の【反響メール本文】を差し替えるだけです)。

ひとことで言うと、「一括査定の反響が入ったら、サンクスメール+追客メール4通を、AIがGmailの下書きに用意する」プロンプトです。 ねらいは“情報を送って終わり”のステップメールではなく、訪問査定とお客様からの連絡(返信)につなげること。作成するのはAI、最終確認と送信は人が行うので“半自動”です。

プロンプト全文は無料でダウンロードできます

Claude(Gmail連携)にそのまま貼り付けて使えるプロンプト全文は、記事後半の「プロンプト全文(無料ダウンロード)」にあります。すぐ使いたい方は、下のリンクから飛んでください。

1. これでできること

完成イメージ:Gmailの「下書き」に、サンクス+追客の4通が並んだ状態(サンプル)

一括査定などで届いた問い合わせメールの本文を貼り付けるだけで、AIが「サンクス(即日)+追客①〜③(1週間後・2週間後・4週間後)」の4通をGmailの下書きに作成します。査定依頼が入った直後の初動を速くし、その後の追客まで一気に用意できます。

反響の初動が速い

査定依頼が届いた直後に、お礼(サンクス)メールをその場で下書き。初動の速さが、他社との差になります。

訪問査定・連絡につなげる

各メールが情報提供で終わらず、「訪問査定の打診」や「返信のお願い」に着地。“ただのステップメール”にしません。

送信は人が確認(半自動)

AIは下書きまで。文面を確認し、Gmailの予約送信で即日/1週間後/2週間後/4週間後に送れます。

“ただのステップメール”にしないのがポイント

このメール群のゴールは、訪問査定につなげることお客様から連絡(返信)をもらうことです。だから各通に必ず「次の一歩(訪問査定の打診/返信のお願い)」を入れています。一括査定は“机上査定(概算)”が中心なので、より正確な価格と売却プランには訪問査定が有効、という価値づけで自然に誘導します。

2. 送る4通の設計(信頼→課題→解決)

4通は「信頼→課題→解決」の流れで組み立てます。ただ売り込むのではなく、お客様の判断材料を増やしながら、すべて訪問査定・連絡というゴールに着地させます。

メール(送信目安)狙いとゴール
① サンクス(即日)査定依頼のお礼+担当からの補足連絡(お電話)の可否を尋ねる。まず返信をもらうのが狙い。
② 追客①(1週間後)「査定額が高い会社=高く売れる会社ではない」。“売り方”で決まる → 現地を見た訪問査定は精度が高いと価値づけ。
③ 追客②(2週間後)売却活動が“見えない”リスクを言語化 → 正確に把握するため一度お会いする(訪問査定)提案。日程を軽く打診。
④ 追客③(4週間後)「売主が情報を持つ=主導権が戻る」。訪問査定・面談を明確に依頼+再査定のご案内で締める。

なぜ「訪問査定」に寄せるのか

一括査定で最初に出るのは、多くが机上査定(概算)です。実際にいくらで・どう売るかは、現地を見た訪問査定で精度が上がります。だから追客の着地点は、常に「訪問査定」と「連絡(返信)」に置いています。

実際に出力される文面のイメージ(1通目のサンクスメール)はこんな感じです。会社名・お客様名などは、渡した自社情報で自動的に差し替わります。

件名:【〇〇不動産】ご査定のお問い合わせ、誠にありがとうございます

{{顧客名}}様

この度は、〇〇不動産に売却査定のお問い合わせをいただき、誠にありがとうございます。担当の〇〇と申します。

いただいた物件情報をもとに、査定内容を確認しております。より正確な価格や具体的な売却プランは、実際にお部屋を拝見する「訪問査定」でお出しできます。

・査定額の“根拠”をその場でご説明できます
・売り方(見せ方・販売活動)のご提案までお伝えできます
・その場でのご相談・ご質問も承ります

つきましては、後日あらためて担当より2〜3分ほどお電話で補足のご連絡をさせていただければと思います(売り込みではございませんのでご安心ください)。ご都合のよい時間帯を、ご返信で一言お知らせいただけますと幸いです。

次回は「“査定額の高さ”と実際に売れる価格の違い」についてお伝えします。


〇〇不動産/担当:〇〇
電話:00-0000-0000 お問い合わせ:https://example.com

3. 使い方(3ステップ)

1. Gmail連携できるAIを用意する(Claude)

Claude(claude.ai)で Gmail を連携します。設定 → コネクタ から Gmail(Google)を接続し、チャットで Gmail を使える状態にします。

2. プロンプトに「反響メール」と「自社情報」を入れる

下の「プロンプト全文」をダウンロードして貼り付け、末尾の【反響メール本文】に届いた問い合わせを、【自社情報】に自社の情報を差し込みます。

【重要】ここに自社の会社情報を入れます(入れないとサンプルのまま出ます)

プロンプト末尾の「## 自社情報(ここに記入)」の各項目を、必ず自社のものに書き換えてください。空のままだと、AIが仮の会社名・連絡先で作ってしまいます。下の枠をコピーして埋めるのがおすすめです。

会社名:〇〇不動産(自社の会社名)
担当者名:山田 太郎(お客様に出す担当者名)
連絡先(電話):03-1234-5678
問い合わせURL:https://(自社サイトや問い合わせページのURL)
査定資料:あり(PDFを添付する場合)/なし

3. 下書き4通を確認 → Gmailの予約送信で日時セット

実行するとGmailの下書きに4通が入ります。数字や固有名を確認し、問題なければGmailの「予約送信」で送信日時を設定します。

実行の様子:Claudeが4通を作成し「下書き作成完了(4通)」と件名・送信目安を報告(サンプル)

4. プロンプト全文(無料ダウンロード)

下のボタンからプロンプト全文(テキストファイル)をダウンロードできます。中身をコピーして Claude(Gmail連携)に貼り付け、末尾の【反響メール本文】と【自社情報】を書き換えるだけです。

5. 仕上げのコツと注意

文面をもっと良くしたいとき、AIに追加でお願いする例: この2通目、もう少し具体例を1つ足して。対応エリアの相場の動きに触れて、温度感も少し上げて。

装飾つきのHTMLメールにしたい場合

ロゴ入りヘッダーやボタンのある“装飾HTMLメール”にしたい場合は、この方法(Gmailの下書き)ではなく、メール配信ツール+HTMLテンプレートが必要になります。本記事は「速さ・確実さ・誰でもできる」を優先し、テキストメールで解説しています(査定直後の1通目〜追客は、装飾よりテキストで誠実なほうが返信されやすい場面も多いです)。

6. よくある質問

Q. 送っても返信が来ないときは?

A. まずはCTAの温度感を下げてみてください(「一言だけご返信を」「電話でもメールでも」など)。あわせて【自社の強み・情報資産】に具体的な情報を足すと反応が上がりやすくなります。反応がない場合は、電話フォローの併用も有効です。

Q. 4通すべて送る必要がありますか?間隔は変えられますか?

A. 目安であり必須ではありません。お客様から反応があった時点で、ステップメールを止めて個別対応に切り替えてOKです。間隔(即日/1週間/2週間/4週間)も、プロンプトの数字を書き換えれば調整できます。

Q. ChatGPTでも同じことはできますか?

A. プロンプト自体はAIを問わないテキストなので、理論上は可能です。本記事は、Gmailに直接下書きを作れるClaudeのGmail連携で検証しています。

Q. 一括査定以外の反響(自社サイトの問い合わせ等)にも使えますか?

A. 使えます。プロンプト末尾の【反響メール本文】を、その問い合わせ内容に差し替えるだけでOKです。

7. あわせて読みたい

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この記事を書いた人

藤田 遼(株式会社WIG 代表/宅地建物取引士)
不動産業界での実務経験をもとに、現場でそのまま使える生成AIの活用法を研究・発信。「今日からコピペで使える」を合言葉に、不動産特化のAIノウハウを届けています。